雛人形
親王飾りの雛人形
立春に飾るということを守ってきましたが、
今回は少し遅れ気味で、娘にせがまれようやく飾りました。
娘が生まれた翌年に購入したものですが、
実はお父さん(私)がこれを気に入ってしまい、
商品の前から動かなくなってしまいました。
その理由は、
着物の柄が地味だったこと。
顔がキレイだったこと。
親王飾りなので、人形のサイズが大きかったこと。
場所も取らず、飾り片付けが楽だろうということ。
高価ではありましたが、娘へのプレゼントという想いで・・・
そしてもうひとつ
京雛は男雛と女雛の位置が逆ということ。
そんなの関係ないのでしょうけど、
何故かそこらに食らいつきました~(笑)
現在は男雛が右、その左手側が女雛、
結婚式の並びと同じですが、
上の写真のように昔は位置が、
逆だったそうです。
その昔、偉人は南に向いて座り、
日の出の方角である東(左側)が上座、
日没の方角である西(右側)が下座・・・
日本でも左大臣と右大臣では、
左大臣のほうが位が上・・・というように、
昔はこの考え方が根付いていたみたい。
これが雛人形の飾りにも当てはまり、続いていたようですが、
その後、右が優れているという考え方になり、
言葉で言うと、右腕になるとか、右に出るものがないなどなど・・・
世界的にも同様で、国際儀礼的にも右上位だったため、
昭和天皇の即位の礼も国際儀礼に従い、
「天皇が右、その左手側に皇后」と並ばれ、
雛人形業界でも、それまでとは反対の並び方にしたようですが、
全国一律に変わったわけではなく、
伝統を重んじる京都では、
現在も男雛が左、その右手側に女雛とのこと。
なるほどね~~~
知らないことが多すぎで、もっと勉強しないと・・・と思った次第。
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